成績が伸び悩んでいた英語のレベルを一気に筆記合格まで到達させた方法
学士編入試験を2科目型で受験する場合生命科学と同様に重要な教科となる英語ですが、勉強を始めた当初苦手意識さえなかったもののいまいち成績が伸び悩んでいました。
予備校では学士編入試験向けの模試が3回ありちょうどゴールデンウィークに3回目の模試が実施されました。
私の場合3回目の模試の1ヶ月後から筆記試験が始まったのですが、3回目の模試の英語の偏差値は55と決していい成績ではありませんでした。(予備校の英語に関しては生命科学と異なり精度に関して思うところはかなりありますがそれについては今後書きたいと思います。)
その後勉強方法を変えてなんとか筆記試験に合格することが出来たので、今回は最後の1ヶ月から行った勉強法と英語の勉強に対する考え方についてまとめます。
勉強を勧めてみたもののいまいち英語ができるようになった気がしない方は是非読んでみてください。
英語は単語さえ覚えれば伸びるという決定的な勘違い
そもそも英語を勉強し始めた当初は圧倒的に単語力が不足していたため、とにかく単語を覚えることが第一でした。そのため、最初の数ヶ月は1つの長文を読んで復習するのに3日もかかってしまうこともありました。
その後勉強を続けなんとなく単語を覚えることが出来てきましたが、そこで受けた1回目の模試は偏差値が51くらいでした。
このとき「成績を伸ばすためにはもっと単語を覚えなくてはいけない!」と思い、ひたすらレジュメと英文を行き来して単語を覚える作業に没頭しました。
その約1ヶ月後に受けた3回目の模試が上で書いた通りの結果でした。一生懸命英単語を覚えてもここまでしか成績が上がらなかったわけです。
一方で生命科学は順調に伸びていたので、ここで試験1ヶ月前にも関わらず英語の勉強法を見直すことにしました。
単語を覚えても成績が伸びなかったのはなぜか?
そもそもなぜ単語を覚えても成績が伸びなかったのでしょうか?
まず初めにこれを考えました。その時までに読んだ英文は30本くらいだったのですが、まず、これらをもう一度すべて読み直すことにしてみました。
そのときに「単語は分かっているのにすらすら読めない英文がある」ということに気づいたのです。
例えば
Yet the ongoing shortage of psychiatric beds makes it difficult for all but the sickests of patients to be admitted , and in rural areas the nearest facility may be hours away.
引用元:第一回公開模試
という英文です。本番で解いたときはall but の意味(~以外すべて)がわからなかったくらいで他にわからない単語はありませんでした。しかもすらすら読めないどころか当時は白紙で提出しました。
一体なぜでしょうか。
英文法が分かっていないから?もしそうなら時間が限られているにも関わらず今から高校の英文法を一通りやらなくてはならないのか?
詳細は割愛させていただきますが、色々考えた結果たどり着いた結論は「英文読解」をしっかり勉強してみようということでした。
英文読解入門を読んだ
そこで手を付けたのは大学受験用の参考書として評判の高い西きょうじ先生の英文読解入門基本はここだ!です。
この参考書のレビューは検索していただければたくさん出てくると思いますので詳細は割愛しますが「英文を読むのに必要な英文法」に特化した参考書と思って良いと思います。
英文法を勉強し文法問題はある程度解けるようになったとしても、その知識を長文読解用に最適化できていないと、長文を読む際に「単語がわかるのに読めない」という現象が起こります。
たとえば、接続詞のasの意味について何処まで理解できているでしょうか?
asには「時」「理由」「比例」「譲歩」「様態」の5つの用法があります。
テキストから引用すると
①As it is dark now , you must go home.
②As he was sutudent ,he lived on bread and water.
③As we grow older , our memory becomes less active.
④Old as he is, his step is still as steady as ever.
⑤Put these toys as they were.
引用元:英文読解入門基本はここだ!
があります。それぞれのasを説明できますか?
まずasは基本的に「~なので(理由)」「~する時に(時)」で訳します。①は理由、②が時で訳すことが出来ます。
①もう暗いので、家に帰らなくてはいけない 。(理由)
②彼が学生だったころは、パンと水で生きていた。(時)
となりますね。
次に、変化を表す表現や比較の表現がある場合は「~につれて(比例)」で訳すことが出来ます。③はolderという比較の表現が用いられていますね。
③歳を取るにつれて、だんだん記憶力が鈍くなる。(比例)
と訳せます。
そして、倒置の表現がある場合「~だが(譲歩)」で訳すことが出来ます。④はas he is old が倒置してOld as he is,となっていますね。
④年はとっているが、彼の足取りは相変わらずしっかりしている。(譲歩)
となります。
最後に様態のasですが、これは不完全文になっており「~ように(様態)」で訳します。⑤の場合as they were のあとが欠けていますね。このような場合は様態で訳します。
⑤このおもちゃを、もとあったように片付けなさい。(様態)
このように、長文を読んでいくと頻繁に登場するasの細かい利用法など、普段意識していなかった使い方をまとめてあるのが「英文読解入門基本はここだ!」です。
その他にも品詞分解の重要性や、倒置、省略、同格など知っていないと読むのに苦労する表現が満載です。
それでいて値段も安く、めちゃくちゃ薄いので1週間もあれば目を通すことが出来るでしょう。
同じ作者のシリーズとしてさらにレベルが高い「ポレポレ英文読解プロセス50」もありますが、こっちは不要です。
なぜなら、当たり前のことですが医学論文や雑誌は誰が読んでも分かるように書かなくてはならないのが決まりだからです。当然複雑な倒置や、省略など文法力を駆使しないと読めない英語ではアクセプトされません。
そのため、「英文読解入門基本はここだ!」に掲載されている文法事項さえマスターしておけば学士編入試験の英文法で躓くことはほぼ無くなると思います。(医療ニュースの新聞記事などの引用の場合独特の表現がある場合がありますが、その都度対応すれば良いと思います。)
時間に余裕がある人は「ポレポレ英文読解プロセス50」にも挑戦してみても良いかもしれませんね。
英文読解を身につけることで単語が読めない英文が読めるようになってくる
Asbestos has been widely used in construction と言う文がありますが、最初の単語は主語であり品詞は名詞ですね。そのため本番で読む際は「Asbestosは建築に広く利用されてきた」と訳して行けば良いわけです。
まとめ
この記事がお役に立てれば幸いです。
なにはともあれ、まずはスタディサプリから勉強を初めて見ることをおすすめします。
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